支部のフォーカス

支部長挨拶

支部長 村田久幸

 東京税理士会品川支部の会員の皆様におかれましては益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃より支部運営にご理解ご協力賜りまして誠にありがとうございます。
 
この度6月13日開催の第67回定期総会において、萩原哲郎前支部長の後を受け、支部長に就任いたしました村田久幸でございます。3年後には創立70周年を控え、先達の築かれてまいりました「品川」の良き伝統、教えを引継ぐよう支部運営を託され、その責任の重さに身の引き締まる思いです。
 
萩原哲郎前支部長をはじめ退任されました役員の方には、先ず以て功労功績に対し深く感謝申し上げますとともに、今後も支部運営にご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
 
私はこれまで、研修部、法対策部、総務部の部長を経て、副支部長としては研修部、綱紀監察部、税務支援対策部、総務部を担当させていただきました。またその間、本会では登録調査委員を現在も継続経験させていただいております。しかし、浅学菲才であり人生経験の乏しい私が、長として支部運営を円滑に行っていくためには、会員の皆様のお力添えなくしては成立いたしません。幸い共に歩んでいただきます新執行部の皆様は支部活動に精通された優秀な方々でございます。会員皆様の「品川支部」の未来のために、また会員の皆様が積極的に参加できる機会を出来るだけ大事にしながら、執行部の皆様のお力を拝借して、進歩前進するよう努めてまいりますので、前執行部にいただきました温かいご支援、変わらぬご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
 
さて、ご承認いただきました事業計画に基づきまして、真摯に事業遂行に務めてまいる所存でございますが、5月より感染症法上の分類を「2類相当」から「5類」への引き下げにより、社会経済活動の大幅緩和が3年に及んだコロナ対策は大きな転換点を迎えました。多くの事業活動が再開されている状況を鑑み、コロナ禍により接触制限期間が長く、次代の担い手に活動参加いただく機会を逸しておりましたので、感染対策を十分に踏まえつつその機会創出に注力してまいります。
 
また、近年、税理士受験者数減少が顕著でありましたが、税理士法改正により受験資格緩和となり、本年は受験者増と一定の効果があったようです。税理士として担うべき社会貢献活動の一環である「租税教育」において、品川支部では税務署長表彰をいただけるほどの多くの実績を誇っております。未来を担う子供たちに、国民の義務である「納税」ということを教えるとともに、魅力ある職業としての税理士像も体現し、税理士業界発展に寄与すべく努めております。しかしながら、税務支援等を含め多くの事業実施には人材が不可欠です。税理士に要請されます貢献活動の質を下げずに実施すべく、また税理士の社会的地位向上のための広報活動等、会員相互の親睦の充実に向けまして、支部事業を持続可能となりますよう努めてまいります。お願いごとばかりで恐縮でございますが、多くの会員皆様のご参加を切にお願い申し上げます。

 結びにあたりまして会員皆様の益々のご事業のご発展、ご健勝並びにご多幸をご祈念申し上げまして支部長就任の挨拶とさせていただきます。